病院の歩み

当院は1889年、大阪湾を眼下に南に紀州連山、西に淡路島を望む風光明媚な高台の上に、日本初の結核療養施設「須磨浦療病院」として創設されたのが始まりです。
130年という長き道のりには、第一次・第二次世界大戦や兵庫県南部地震もあり、激動する社会情勢の中で幾多の変遷を経て、名称を現在の須磨浦病院に変更し今日に至っております。
この10年の我が国は、少子高齢化・人口減少社会が急速に進み、その結果労働力人口が減少し社会保障負担が増大しました。須磨区は、神戸市の中でも特に少子高齢化が進み、今後10年の医療介護需要は全国平均を上回る予測となっています。
そのような状況の中、2008年には特定施設入居者生活介護・軽費老人ホームを30床、2014年には特定施設入居者生活介護・軽費老人ホームを80床開設し、2003年開設の特別養護老人ホームと社会福祉法人あんず会グループとして密な連携が出来るようになりました。
また病院そのものとしては、2015年に医療法人社団「鶴泉会」を設立し、医療法人社団鶴泉会 須磨浦病院として開設しました。また、医療費適正化の取り組みの一つの療養病床の再編成に対しては、2018年にすべての病床を医療療養病床に転換し、総病床数126床となりました。
これにより、慢性期の様々な医療・看護と介護ニーズにも対応できる体制となっております。
これもひとえに、入院患者様やご家族の皆様、地域の医療機関の皆様のご理解・ご協力があってのことと感謝しております。
今後10年につきましては、今まで以上に医療機関の在り方を問われることになると予測されますが、当院は高齢者医療・看護・介護の専門として、地域の活力ある高齢者社会づくりに貢献してまいります。

概要

病院名 医療法人社団鶴泉会 須磨浦病院
所在地 〒654‐0076 兵庫県神戸市須磨区一ノ谷町3丁目3−8
電話番号 078-733-6000(代表)
開院 1889(明治22年)年8月12日
病床数 医療療養型:126床

沿革

1889年(明治22年) 須磨浦療病院 創立
1896年(明治29年) 須磨浦療病院付属看護婦養成所設立
1976年(昭和51年) 須磨浦病院に病院名変更
2000年(平成12年) 介護療養病床45床基準取得 医療療養病床32床、介護療養病床94床
2015年(平成27年) 医療法人社団鶴泉会設立
2017年(平成29年) 医療療養病床45床基準取得 医療療養病床77床、介護療養病床49床
2018年(平成30年) 医療療養病床49床基準取得 医療療養病床126床